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ドラゴンと月亮(ユエリャン)―北京特派員と二人のアジア妻
加藤 直人

ドラゴンと月亮(ユエリャン)―北京特派員と二人のアジア妻

価格:¥ 1,365
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人気ランキング : 230002位
定価 : ¥ 1,365
販売元 : 東京図書出版会
発売日 : 2005-10

続編も期待

魅力的な語り口に引き込まれ、一気に読破しました。
軽いタッチながら、普通は知ることのできない中国の結婚や社会事情が
わかり、おもしろく読ませてもらいました。
著者もあとがきで書いているように、肩の凝らないアジア論であると
共に、別れたドラゴンワイフ・ヘレンさんへの著者の深くて切ない
愛情を随所に感じることができ、さわやかな読後感に包まれる一冊
です。
「もっと読みたい!」「続編はいつ出るんですか?」というお話が
続々届くこと間違いなしだと思います。
テーマの独自性もあるでしょうが、文章と一つ一つのエピソードが
伸びやかで、日本人ジャーナリストのアジアとの付き合いもここまで
深まったか、の感を強くしました。

アジアの時代

この本は、一気に読み干した。といいたいところだが、3回に分けて読んだ。小泉外交が完全に破綻し、日本がアジアの中で孤立する中、日本人とは何か、アジアとは何かを等身大で悟らせてくれた。2人のアジア人妻は、明らかに日本人女性とは違う原色オーラを発している。2人の妻の行動は、日本人にとって奇想天外、想定外で、それに対応する加藤氏も大変だ。しかし、よく考えてみれば、女とはどういう存在なのか男とはどういう生き物なのかが浮かび上がってくる。
僕はまもなく、西池袋4丁目にカフェバーを出すため、準備を進めているが、その店の名を「ドラゴンと月亮」とすることにしよう。英語では
「DRAGON & MOON」いける、これはいけてます!

一青年の過ごした二十年

二人の外国人女性との出会い、結婚、そしてその生活を通じて、筆者が経験したアジアに関する文化論と生活事件簿。現役の新聞記者、それも中国総局長の筆によるものであるから、読了以前、私は、この本をそのような内容であろうと勝手に考えていた。
しかし、その想像以上にこの作品は優れたドキュメンタリーであり、面白い文学作品であった。フィリピンや中国における様々な異文化との出会いに加え、生活における文化摩擦。一人の青年が成長していく二十年の過程、若い頃の一途さと情熱、仕事の充実感と難しさ、生活における幸福と辛さ。人生の様々な様相を誠実で品のある文章が綴っているのに、何度も声を出して笑わせても貰ったのは、筆者の力量によるものであったと思う。

アジアの中の日本。面白くて 深い ですね

新聞記者である著者が、妻となった二人の外国人女性との出会いや暮らしを通じて描くアジア日本関係論とでも言いましょうか!?(#^^#) 簡潔で飾らない文章なので読みやすいのですが、その描くところに思い当たることが多々在り、何度も読み返してしまいました。思わず声を上げて笑った直後に「ううう〜ん!」と唸ってしまう本は 久々でした!

破天荒かつシリアス!

 久し振りに痛快で、考えさせられる本に出会いました。東京新聞(中日新聞)北京特派員がフィリピン人の前妻と中国人の現在の妻との生活を克明に描いた半生記です。今も北京で取材する現役特派員がこんな本を出すなんて聞いたことがありません。
 学生時代にフィリピンで知り合ったヘレン(通称ドラゴン)との「元祖できちゃった婚」に始まり、妻子がいることを親にも会社にも内緒で働いた新人時代、中国当局の盗聴・監視を感じながら取材する特派員生活、そして現在の妻・月亮との出会い、ヘレンとの別離…。「二人のアジア妻」の副題でプレイボーイの自慢話かと思いましたが、二人への感謝と反省の念が文章からひしひし伝わってきました。
 何より、ヘレンさんの想像を超える発想・行動が秀逸。幼稚園児の娘に巨大ライスボール(おにぎり)一個を入れただけの弁当を渡し、筆者の浮気を疑って取材先まで変装して尾行する話など圧倒されます。フィリピンでは浮気された妻が夫の大事な部分を包丁で切り落とす事件が起きても「今年で何件目」とベタ記事が載るだけというお国柄だそうで、筆者との修羅場もすごいものでした。それでいて、特派員夫人会の勧誘を「日本の女の人って、表面上は仲がいいみたいで本当は仲がよくないから、お付き合いすると疲れちゃうんです」とキッパリ断るなど、たまに日本人の本質を見ぬくような発言が飛び出して驚きます。
 再婚する月亮との結婚届を四川省の役所に提出した時、必要な経費の百五十倍の金を役人にだまし取られた(!)話など、現代中国のしたたかさや奥深さを象徴するエピソードも豊富です。
 一人称の文章って上手に書かないとベタッとした文章になりそうですが、この筆者は自分の悲喜劇を他人事のように冷静に面白おかしく書ききっていることに感心します。新聞記者だからか、この人のパーソナリティーか。一粒で何度もおいしい本でした。

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このページの情報は
2007年3月22日0時55分
時点のものです。

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